市内ケーキ屋memo

 隣市に本店を構える某ケーキ屋が、数ヶ月前に市内にティールーム併設の支店を出した。ここのケーキは食べたことがなかったので一度食べてみたいと思っていたが、ようやく昨日行くことができた。
 そのケーキ屋自体は、以前は別のケーキ屋があったところに出店したらしいのだが、私が行ったことのない場所だったことと、直線道路沿いにある店舗が周囲の建物で隠れてしまっているうえ、看板があるものの全く目立たなくて、一度前を通り過ぎてしまった。
 迂回してようやくたどり着き、店に入りイートインをお願いすると「テーブルが片付いてない」とのことで5分以上待たされる。ショーケース前の客1人に対し店員がなぜか3人、でもテーブルを片付ける気配はなかなかなく…どうも店員の配置がうまくいってないような…。
 とりあえず”いちごショート”をケーキセットで(セットドリンクに紅茶をストレートで)注文。肝心のケーキはというと、しっかりした値段だがサイズが大きめ。でもスポンジがパサついていたり、生クリームの甘みがかなり強かったりと、おなかいっぱいにはなるけど洗練された味とは決して言えなくて…いわゆる”一昔前のケーキ”という印象。 あと(これは言うべきではないのかもしれないが)セットドリンクの紅茶が(茶葉の管理がよくなくて劣化している・かつ煎れ方が今ひとつ、の両方)…正直不味かった。「ケーキ屋に紅茶の味を求める(紅茶専門店にケーキの味を求めるも然り)」のは間違っているかもしれないが、でも”美味しいケーキを食べるなら美味しい紅茶も飲みたい”のが人情ってもんじゃないですか?
他に気になったことは、

  • 客が購入したケーキを、店員が(ショーケース越しでなく)わざわざ表に回って客に渡すのは大変丁寧だが、他の客を待たせてまで行う必要はあるのか?
  • ケーキを入れる袋に自社ロゴを大きく入れていたり、品質保持期間記載用シールが他店の3倍ほどの大きさだが、その経費は各ケーキ代に上乗せされていないか?

…この店のサービスの方向性が何か間違っているような気がしてならない。


 好きな人もきっといるだろうから店舗名は伏せておくが、私は多分もう行かない。…だって家の近くに手土産に最適の小可愛らしいケーキ屋はあるし、この店に行くくらいならもう少し足を伸ばして、素材などを重視したケーキ屋に行くだろうから。